K・ザヌーシ連続鑑賞、3本め。
タイトルの「イルミネーション」は、クリスマスの時期のアレじゃなくて、啓蒙や解明の意味らしい。
何となく宗教的な光明のニュアンスもあるのかな。
神経質な青年が、悩んで…
物理学→医学→神学と居場所が定まらずに渡り歩く男の姿は、そう順調にはいかない人生を提示する。まあ人生とはそういうもんだと共感。
時は未来に向かって流れていくが、モンタージュのようにどんどん切り替わる…
カット数が多い。しかし無闇にカットを割りまくっているわけではなく、その数だけ主人公がした経験、見た世界が映っている。世界の真理を探究して物理学、医学に挫折し、果ては宗教にハマり、30歳になっても何者…
>>続きを読む将来有望なポーランドの秀才が、物理学者を目指して大学に通うため上京し、精神の異常をきたしてスキゾフレニーと診断されて挫折し今度は生物学者を目指す。医療現場での自分と似た症状の数学者が、病に倒れていく…
>>続きを読む人生とはこういうもんなんだろうな。淡々と転がってくもんなんだな。一生同じものを信じ続ける必要なんてないもんな。そしてそれが映画の推進力になっている。俺も今ある学問に関係する職に就いているが、数年後何…
>>続きを読む[絶対的真実を追い求めた10年間] 99点
イルミネーション:啓発の瞬間に心が真実を直接覗き見ること
大傑作。ある男の10年間を90分で伝えるために、1年の出来事を9分に圧縮している…というわけ…
クシシュトフ・ザヌーシ監督作品。
今回は一人の科学者が、人生の意義を探ると云う内容です。
これも素晴らしい作品でした。
青年期に起こる挫折、迷い、身近な人に起こる死や婚姻、誕生。
これ等を直視し、…
とにかく編集のテンポがいい。
テンポがいい映画好き。
人生はデジャヴの連続。
いい意味でも悪い意味でも"無垢"な男性主人公を、嫌らしくなく撮っている作品って少ないのでよかった。ラストの絶望もリアリテ…