移住先のレバノンでも、シリア人に許されるのは地下と天空。レバノン人と同じ目線では世界を見させてもらえず、得られるのはテレビからのセンセーショナルな報道。人としてのDignityをこの映画も強く考えさ…
>>続きを読む建設と破壊は真逆の行為であるように思えるが、実は同質で表裏一体である。
そのことを、建設現場の重機の音と戦場の爆発音、戦車の動きとクレーンの動き、現場と廃墟のモノが雑然とむき出しのまま存在している風…
ドキュメンタリーだけど、計算され尽くした美しい構図、色調、サウンドで語られる、内戦から復興せんと超高層ビルの建設ラッシュに沸くレバノンでのシリア人労働者たちのポートレイト。
監督とカメラマンとサウ…
作っては壊し壊しては作り、レゴじゃあるまいし人間ってほんとバカ。内戦につぐ内戦、家も家族も崩壊し、瓦礫の山から人を掘る世界で、地を這いセメント味のほこりを舐めてきた人間に「人間らしさ」なんていう曖昧…
>>続きを読むレバノンにいるシリア人労働者を描いた話。
一日中働き、夜は街に出ることを違法とされてるため、外出できない。
監督がトークショーでいらしてたけど、一日10ドルの報酬、建築現場で寝ていても宿代として家賃…
ドキュメンタリーというより、編集や見せ方はよりアート映画に近い。シリア内戦に巻き込まれ、ベイルートでの建設作業に従事する労働者を固定カメラで切り取る。ごく断片的な監督の語りと、TVやラジオのニュース…
>>続きを読む着眼点は素晴らしい。テーマも良い。それを監督の狙いが台無しにしてしまった感じ。
構成がとにかく悪い。構成の悪さにより、テーマへの惹きが弱くなってしまっている。映像詩として構成し、観客に悟ってほしかっ…
素晴らしい。
高層ビル建設に従事するシリア人移民・難民たちの目に映る地中海、時とともに色を変える空、ベイルートの街並み、しかしそれらは壁に掛けられた絵画に過ぎない。
彼らはビルの上で働き、下で寝て、…
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