ベラの成長の過程が感動的だった。大人の身体をもちながらも真っ白だったベラが、食欲だけの世界から、性欲を身に着け、知識欲を身に着け、力強く生きていく姿に、圧倒されて、涙が出た。
周りの男は、ベラの前で、>>続きを読む
アサドによるパレスチナ難民キャンプ封鎖を撮ったドキュメンタリー。
餓死者が出るような世界に追い込む人間がいることが信じられない。と同時に、この状況にサイレントであった外部の人間(私も)加害者といえて>>続きを読む
急に観たくなることがあって時折観てるけど、感想書いてなかった。
美しいときのヒューグラントでは決して出せない情けなく、だめーな感じがすごく好き。
ジュリアロバーツは笑顔だけで全てを帳消しにする可愛>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
普通の生活を望む心優しい天涯孤独の白人と、お金持ちになることを夢見て中国から来た中国人の2人が、友情を育み、夢を掴むために始めた彼らなりの危険なビジネス。最初に最後への伏線があるので、胸が詰まる思いで>>続きを読む
こんな素敵な映画を作ってくれるアキカウリスマキに感謝しかない。
私が死ぬまで作ってほしい…
生きるのがうまくない2人の男女が主人公。きっと若くないのに、独り身なのはわけありなんだろう、と感じさせる。>>続きを読む
試写会にて。
何年ぶりかのウディ・アレン。
サンセバスチャンでは毎年映画祭があることを初めて知った。ヨーロッパでも4番目の規模だそう。
いつか行ってみたい。
話は映画にうんちくをたれる、初老の男が>>続きを読む
ワンビンの映画が好きな人にはたまらなく、苦手な人には意味のない映画かと思う。
コロナの後遺症になって3ヶ月、きつかったけど、フィルメックスでワンビンが来日し、トークショーがあると聞き、前日に申し込み>>続きを読む
ソンソック目当てで観た。小説家を目指してもなれず、雑誌社でもやもやしながら働く、どこにでもいそうなこの役は、解放日誌ともDPとも違う役柄なんだけど、時折にじみ出る色気にノックアウトさらながら、にやにや>>続きを読む
コンリーが美しく、かっこよかった…これを観るだけでも価値のある映画。
中国の北の方の骨格がしっかりした堂々とした美しさが、スクリーンに映える。
チンハオの出ないロウイエ作品に当たりがなかったので、不安>>続きを読む
よく分かったような、分からなかったような、でもなんだか面白かったような気がする話。短編4本から構成されていた。
中島歩さんと監督さんのトークショー付だった。中島歩さんは、いつものゆっくりと、少し低め>>続きを読む
情報も口伝で、嘘が流布しやすく、無知がはびこる時代。この時代に生まれなくて良かったと思ったけど、今の時代にもありうるのかな…AIやらで何が真実かわからなくなるし
大きな単位でなく、個人で人を見ていきた>>続きを読む
ハンソッキュ演じるマクトンが、ひたすら切なかった。
貧しく、ネットもない時代。普通の幸せを掴むことは今より難しかったのかも。
障害があっても大好きなお兄さんや、たくましく女性であることを利用して生き>>続きを読む
友だちに観てないことを怒られて観たら、さすがの名作で、面白かった!
もっと怖いのかと思ってたら、笑ってしまうぐらいコミカルな場面が随所にあって、緊張感との緩急を操られてるようだった。
三船敏郎の存在>>続きを読む
ずっと観たかったけど、配信もなく、上映機会も見逃し、ようやく鑑賞!
期待を裏切らない素晴らしい映画だった。
精神を病む過程を宗教とその教えである赦しを絡めて描く…難解になりがちな話を、チョンドヨン>>続きを読む
この手の映画は苦手で避けてたけど、D.P.をみて、もう少し背景から知らなければとようやく観た。
さすがに素晴らしかった。
若き日のイ・ビョンホン。無垢で、国境を超えた先にいるソン・ガンホに尊敬の念を>>続きを読む
韓国で海外に養子を出す人が多かったと聞いてたけど、ここまで多かったとは知らなかった。
劇中で朝鮮戦争以降、累計で22万とあり、かなり驚いた。仕組みはあっても、子だけでなく、親、親族に解決の難しい感情が>>続きを読む
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評価が分かれるってことだけ耳にしてたので、自分はどう感じるのかと楽しみにしてた。
結果、号泣を我慢したぐらい、すごく良かった。
なつこさん、わらわら、きりこさん、ひみ、アオサギ、
友だちもいない、家>>続きを読む
どんな場所で生まれ育っても、いいときもあれば、悪いときもある。ただそれを聞いてくれる相手がいればいいんじゃない
って美紀が言ったとき、涙が滲んだ。
それまで私は華子でもないし、美紀でもないなぁと思っ>>続きを読む
トークショーで、監督が、この映画のように人に優しくしてあげてください、ひどい世の中だけど…と。
人柄がにじみ出てる監督の風貌と、映画の内容から、うるっときた。
分断が進む、息苦しいであろう香港を思うと>>続きを読む
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フドイナザーロフ映画祭、追加上映!
うだつの上がらない、でも、仲の良い3人組が主人公。
憧れのスーツを手に入れて、交代で着ながら、やりたかったことをそれぞれ実現していく。
父に会いに行ったり、義母>>続きを読む
主人公グオルの人生に圧倒された。
走らないと死ぬ環境。走り続けて守った命。
そして、守った命の先に到着ひたアメリカで、サポーティブな人たちに恵まれ、彼はオリンピック選手になった。
オリンピックに>>続きを読む
優柔不断にみえたり、地に足が着いてないような主人公ユリヤ。でも共感できる女性は多いんじゃないかな。
私は少なくともできた。
そのときの自分にとっては大切でなかったことが、年齢を重ね、環境が変わったり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アラル海が舞台。現在のように干上がる前のアラル海で大嵐にあい、妻と船員を失った船長が、数年後、海が消え、干上がった故郷に戻り、錆びついた船を海に戻そうとする。
とんでもない話に聞こえるが、映画のあと>>続きを読む
内戦下のタジキスタン。どうしようもない男たちが賭博に明け暮れる中、ひとりの美女が帰ってきて…
というお話。
フドイナザーロフの映画、3本目で、彼の映画の特徴がわかってきて、面白かった。
いい年し>>続きを読む
かなり久々の鑑賞。やっぱり大好き。
妊娠した未婚の少女がお父さんと障害をもつお兄さんとともに父を探しに行く話。
砂漠の村には、どうしようもない軍隊や、馬の群れ、そして、劇団のプロペラ機までが、自由>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
待ちに待った映画祭。ルナパパ以外は、初めて見るので嬉しい!
土を食べるちょっと太った弟とその兄が父を訪ね、機関車で旅をする。
お兄ちゃんは、弟に優しい。でも土を食べると厳しいほど怒る。そして、同じ>>続きを読む
NHKのドキュメンタリーは何度も観てたけど、こちらは初見。
中村哲さんの活動、亡くなられたあとのアフガンでのことがより詳しく知れた。
初期の映像では、老いも若きもアフガニスタンのみなさんは、笑顔な>>続きを読む
不幸にあったおきくに好きな人がいて、その人もおきくを好きでいてくれて良かった。
幕末の江戸が舞台だけど、なんとなく、少し前の中国の田舎町に近いものも感じた。自分の排泄物を生活の中で感じさせる感じ。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
中国語力が落ちすぎてるので、映画でもと思って見たけど、前半は激情型の女性主人公にうんざりし、くじけそうだった。
後半はキャラが激変し、ついてけないところもあったけど、良かったのかな。
何はともあれ方>>続きを読む
映画館で観る勇気が出なかったけど、やっぱり映画館で観れば良かった。
コンプレックスが多い私には、辛い部分もあり、最初のアイコの小さく社会と戦う眼差しと、飛坂とのやり取りから涙が出てしまった。
アイ>>続きを読む
どっちの気持ちもわかって、辛かった。麦の振れ方が大きすぎてちょっとついてけないし、絹ちゃんのいつまでも学生気分でいすぎるのも、きつい…でもどっちも痛いほどわかる。
自分の人生のそれぞれのステージで合>>続きを読む
完全版をようやく鑑賞。フィルメックス上映時より、削除された場面が存在し、ぶつ切り感が当たり前だがなくなり、とてもわかりやすくなっていた。
先日観た、ドキュメンタリー、夢の裏側で検閲に苛立ち、立ち向かお>>続きを読む
数年前にフィルメックスでシャドウプレイを観たとき、この映画はタイミングが合わず、待ちに待っての鑑賞。
予想以上に面白かった。
ロウイエがどのような思考で、どのような手法で映画を撮るのか、そして、そ>>続きを読む
期待以上の良作。
韓国の社会問題を、韓国人女子高生とバングラデシュ移民の両側から、そして二人が交差する中で浮き彫りにしていく。
社会の弱者である移民。そして交流を持つことになる女子高生。
韓国人>>続きを読む
なんとも切なかった。
湯唯演じるソレにとって、パクヘイル演じるヘジュンは初恋だったのでは…と
彼女にとって、結婚も恋愛も生きる手段でしかなかった人生で、初めての恋。
かたやヘジュンにとって、あくま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前の会社で手話サークルに入ってて、耳の聞こえない同僚と知り合うことができた。
もちろん会話は困難だけど、彼女の静けさが好きだった。ただ、コミュニケーションの手段が限られることから、仕事上はきついこと>>続きを読む