ながら見なんてさせるものかという見事な緊迫感で、終始一貫画面から目が離せなかった。
2008年、五つ星ホテルで起きたテロを中心に描いた作品。
旅行時は安心安全のためにも良いホテルを選ぶようにしていて、引き続きそうしていこうと思っているけど、この襲撃の徹底ぶりにとても戦慄してしまった。
部屋のグレードなんて関係なく、ドアの施錠をしていようが、ホテル内の隅々を縁日の射的のような軽さで銃を撃ち、部屋のドアをノックして練り歩き回るシーンが恐怖でしかない。
銃を持たない丸腰のホテルの従業員達が、恐怖に震えながらも勇敢に宿泊客を守ろうとする行動一つ一つに涙が出た。
思わず自分だったらどうするかと色々と考えさせられる作品でした。