プライア

一度死んでみたのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

一度死んでみた(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

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製薬会社社長の堤は、過去因縁のある別会社社長から合併を申し込まれる。
経営難ではあったが、薬を金儲けの道具にしたくない堤は即座に断った。
そして堤の部下の誰かが内通者であることも明らかとなった。

そんな折、一人の部下が新薬を開発する。48時間だけ死ねるというもの。
堤は参謀の進言を受け入れ、その薬を飲んで一度死んでみる。
堤が死んだ後の動きを見れば、誰が内通者か分かるとの進言だった。

しかし内通者はその参謀だった。別会社社長の命で動いてたのだった。
そして堤が死んだドサクサで合併の話をまとめようとするが、うまく行かない。
参謀は別会社社長の命を受けて、48時間以内に火葬を行う方向で動く。


しかしその秘密を知った部下の吉沢と、堤の娘・すずがこれに対抗する。
仲間を集めて敵の策略を逐一つぶし、何とか火葬を引き延ばす。
さらに蘇生を数時間早める方法を探し当て、実施する。

最終的に堤は火葬される直前で生き返り、敵の悪事も白日の下にさらされる。
そして敵が無理やり進めて契約済となってた合併もうまく無効とする。

すずは堤とはずっと不仲で、後継者への道を拒んでデスメタルをやっていた。
しかし一連の出来事の中で、堤の薬への情熱と、死んだ妻への思いを知り、
自分も製薬の道を志そうと決意、入社することとなる。
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劇場で見たが、良かったわ~。
とにかくリズムがいいし、笑いの要素も多いし、そして感動もある。
堤みたいな不器用で変人だが情熱のあるタイプ、おれは好きやわあ。

そして父を嫌い続けてたすずの変化もうまく描けてると思う。
結構ぶっ飛んだ役でもあり、何か姉のアリスと似てきたなって思った(場)
でもすずって全然浮ついたところがないから、結構ハマり役やったと思う。

笑いの部分も押しつけがましくなく、自然に笑えるような、ちょうどいい感じ。
出て来る俳優もみんないい演技してたなあ、何かほのぼのして来たわ。

あとびっくりするくらい多くの有名俳優がちょい役で出て来る。
エンドロール見て、えっこの人も出てたの?って人が何人かいた。
どこに出てたのか後からネットで調べるのも、また楽しい時間よな。
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