小さい時から身近にあった若草物語、控えめで天使のような心を持ちつつも意志の強いベスが大好きだったので、特にベスとローレス氏のシーンはそうそうここ！と沢山泣いた。
エマ・ワトソンはジョーの役の方が合いそうだな〜と思ってたけど、メグの上品な役もとても素敵だった。
各名場面の再現度もイメージ通りで衣装やお家の内装も若草の雰囲気にぴったりで幸福感がすごい。少女時代のキラキラとした儚さも良い。各シーンあっさりしてるかなって感じもしたけど、勝手に心の中で補完しつつ感極まってた。それでも短い時間の中、壮大な物語を綺麗にまとめていてすごいと思う。
ただ、この作品ってゆっくり成長していく印象があったから、特にジョー、ローリーとエイミーの関係についてはもっと時間をかけて欲しかったかなと思った。
ローリーの気持ちの成長が早すぎて乗り換えはやって思ってしまった。笑
ラストに関しては、当時子供ながらに結局ジョーもああ言いながらも結婚するんだな、って思ったから、結婚するシナリオに妥協したっていうシーンは個人的に良かったなと思う。そしてこれ原作者オルコットの物語か、とハッとさせられた。邦題好きじゃなかったけど、納得できるような気がする。
私は、掲げられてるテーマよりも原作の濃度を求めてしまっていたから、物足りなく感じたかも。
