あなたはまだ帰ってこないに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「あなたはまだ帰ってこない」に投稿された感想・評価

『愛人 ラマン』などで知られる作家マルグリット・デュラスが1985年に発表した自伝的小説『苦悩』を映画化。

2019年・第91回アカデミー国際長編映画賞フランス代表作品。

1944年、ナチス占領…

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y

yの感想・評価

4.0
主人公の気だるい雰囲気と自分の心情や状況を語る時の言葉の選び方が好み。

他の男の子供を産みたいからと別れを切り出す妻、そんな妻にいつか戻ってくるのかと問う夫。よくわからない感覚。興味深いです。
まほに

まほにの感想・評価

3.7
宙ぶらりんのまま待つには長すぎた
会うために待っていたのに、いつの頃からか待つことが目的になってしまった。
けど決してこれを非情とは言い難い
進み続ける世界で待ち続ける身の苦悩が描かれている
pherim

pherimの感想・評価

3.8

大戦下ナチスに囚われた夫の帰りを待つ、マルグリット・デュラスの自伝的映画。

原作「苦悩」から夫の描写を省き時系列を整理しつつセリフは忠実な構成に感心。空襲時の闇と光の転換が心理の暗転に活かされ、生…

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夏帆

夏帆の感想・評価

3.3
生きてるのか死んでるのか分からない人間を待ち続けるの辛すぎるよなあ

このレビューはネタバレを含みます

愛する夫が戦争が終わっても帰って来ない。生きているのか死んでいるのかもわからない。ひたすら待ち続けるマルグリットの苦悩が、見事に映像化されている。ラビエとの駆け引きは、サスペンスのようで、緊迫感があ…

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pon

ponの感想・評価

3.2

原題の[苦悩]を現すかのような不協和音じみた音楽が頭から離れない。

ナチス占領下のパリでひたすらに夫の帰りを待ちながらもそんな自分を客観的に見つめる自分…主人公が物を書く人だからなのかそんな主観と…

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morine

morineの感想・評価

3.6
素晴らしいね、高浜寛のラマンにも通じる空気を感じたよ。デュラスは活字で読めてないけど、活字で読んだ時こういう映像が頭に浮かぶのかなぁと想像できる
第二次世界大戦中、パリで夫の帰りを待つ妻のこころの葛藤。夫を逮捕した男と毎日会う。

歴史的背景つかまないとちょっとついて来づらいかも。不在の男を待つ話に、ちょっと『シェルブールの雨傘』を思い出したり。フランス映画特有なのだろうか。『ラマン』といいこの作品といいデュラスは歴史の波に翻…

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