ティンク

騙し絵の牙のティンクのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.2
【過去作レビュー】
『“リリー・フランキー”を出したら、終わり。』

ハードディスク整理のため、WOWOW録画を鑑賞。

原作未読。原作時点で大泉洋であて書きされてた話題作くらいの情報で鑑賞。

出版業界の裏側を暴く的な宣伝だった印象なんですが、序盤見て、それほどタイトな印象でなく、でもテレビドラマ程軽くもなく、こんなトーンなのねという印象。撮影が全体的に綺麗な感じ。

次々出てくる達者な役者さんが、大泉さんだけでなく皆さん、それぞれにさもありなんという役で出てきて、それぞれにさもありなんという完璧な演技をされていて、なんかあまりにも意外性が無くまとまり過ぎてて、逆に違和感。この人がこの役!?というのは全くなし。
ストーリーの二転三転も、意外性があるかというと・・・。

人間、ワガママですね。完璧過ぎても逆に満足できないんですね。

個人的に、『“リリー・フランキー”を出したら、終わり。』という思い切り失礼な法則を持っています。
だって、チャラい作品も奥深い作品も、彼が出たら成立しちゃうじゃないですか。いかにもリリー・フランキーらしーい役で出てきたら、すべてかっさらって行くじゃないですか。本作も・・・。(本人は悪くないですよ!)

話の展開の意外性もそんなに無し、出てくる役者さんやその演技も意外性なし、それでも何度も観れてしまう作品も多々ある中、本作はどこがどうだったんだろう。
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