【過去作レビュー】
『ハリウッドの少年ジャンプ。マーケティングのお勉強』
「ワイルドスピード」!
元々2001年ですよ! 「ハート・ブルー」を下敷きにした潜入捜査物に、地下ストリートレースを取り入れて予算内のちょっとしたカーアクションも取り入れた良質の小粒アクション作品でした。当時レースに採用されるのが安くて高性能な日本車だったので沢山フィーチャーされてて、作品のこじんまり感も好きで、嬉しくてDVDを買ってしまったのが私です。
2作目以降、まるで少年ジャンプのようにキャラクターも増加、ストーリーも肥大化、スパイアクション物へ。ストリートレースはどこへやら。
ハリウッド・スタジオのマーケティングの成果なんでしょうね。マーベルより全然先です。
時系列もいじくって、死んだはずのキャラが生きてたなんてのも全然余裕です。
なんだっけ。確かICE BREAKまでは観た、くらいのリテラシーで、WOWOW録画の本作鑑賞しました。
本作は、サブキャラ二人をメインにしたスピンオフ。
マーベルは基本ファンタジーだけど、ワイルドスピードは現実、リアルなはず。でももう、リアリティは無いに等しい娯楽路線になったんですね。
機械化人間による世界支配って・・・マーベルじゃないよね? マーケティングの結果、小中高生メインなんすかね。
設定もだけど脚本もね。ウイルス問題がアレで解消できるんだけど、それを修理できるのはなんであの人だけなの?、とか、もうアクション見せるためだけの無理くり展開が続きます。ミッションインポッシブルの影響(弊害?)か? そういえばもろミッションインポッシブルっぽい音楽も流れてました。
なーんも考えず観るのが一番いい作品なんだろうけど、おおこのシーンは忘れられないってのが無いから、数年後には全く意識にないかもかも。