ハナカズキ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのハナカズキのレビュー・感想・評価

4.0
久々に見たタランティーノ映画。

映画は実在の俳優や監督が登場するという、映画ファンならこれだけでちょっとテンションがあがってしまうような設定でしたが、シャロン・テートのことを知ってるか知らないかで映画の印象は大きく変わると思います。

私はどことなく聞いたことのある名前かも?と思って、一旦映画を止めて調べてみたのでギリギリのタイミングで知ることができました。


以下少しネタバレあり


この映画は涙を誘う感動物語でもなく、心に刻まれる教訓がある訳でも、びっくりするほどの大ドンデン返しがある訳でもありませんが、この時代の空気感を堪能しつつ、159分の長さを感じずあっと言う間にラストを迎えました。

これはタランティーノの優しさが作り出したおとぎ話だったのかな。



ところでかなりの余談ですが。

やや落ち目の俳優役をディカプリオ、彼のスタントマン役をブラット・ピット。と聞いた時に、この二人が俳優とそのスタントマンを演じるとこの配役になるのかと興味深かった。ディカプリオが表に立つ方で、裏方とは言わないかもしれないけれど、そちらがブラピ。私にもしキャスティングを任せてくれたら逆にする!と訳のわからないことを考えていました。

が、映画を見たらやはりこれで良かった、正解でした。ブラピの落ち着き、優しさ、頼もしさがしっくりきました。これでアカデミー賞受賞ですもんね!ブラピおめでとう!(今ごろ笑)
ハナカズキ

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