もち

オンネリとアンネリのおうちのもちのレビュー・感想・評価

3.0
「オンネリとアンネリのふゆ」を観た後に鑑賞。
2人がどんなふうにして家を手に入れて、暮らし始めたのかが描かれていた。
「ふゆ」の白銀の世界にあたたかなお家、冬の魅力がたっぷりつまったほっこりな可愛さも良かったが、今作の初夏のカラフルできらきらした可愛さも、とても良かった。
とにかくずっと映像が可愛いのでそれだけで見ていられる。
内容でいえばこれは児童文学だからなのか、それともフィンランドの文化なのか、大人がオンネリとアンネリを子供扱いせず対等に接しているのが良い。
子供にとってみれば嬉しいことだと思う。
そして「ふゆ」のレビューではあえて触れなかったが貧困と差別が出てきたり、今回も貧困とギャンブル依存が出てきたりと、実は取り扱われている問題はなかなかにシビアである。
とはいえあくまでも児童文学、ファンタジーの世界。お砂糖でまぶして可愛くまぁるくおさめる。
作品のポスターデザインに惹かれた方なら、きっと楽しめると思う。
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