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ブラック・スワンのもちのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

白鳥の湖を聴く機会があり、久しぶりにブラック・スワンが観たくなった。
プレッシャーに押し潰され、次第に狂っていく1人のバレリーナのお話。

淡いピンクのトゥシューズ、それを刃物やトンカチで傷つけ、血だらけの足になじませる。
ぬいぐるみやオルゴールが置かれ、ピンクで統一されたニナの部屋はファンシーで、少女の部屋のよう。内面に抱える孤独と闇。
この映画のそんな世界観が好きだ。

清純無垢で可憐なニナを演じるナタリー・ポートマン、その印象はまさに白鳥そのものだがその分、王子を誘惑する妖艶な黒鳥があまりにも似合わない。
そんな彼女が踊るブラック・スワンなのだが、これが素晴らしく、鬼気迫る演技に圧倒された。
白鳥の湖のストーリーと重なるような映画の結末も美しい。

命と引き換えに完璧な踊りを手に入れたニナ。
その後、伝説になっただろうと想像する。
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