すごく映画的なカットがたくさんあって良かった。映画って映像表現なんだよな〜と思える作品が好きだ。文章に"行間"があるように、映像には映像の余白がある。ストーリーがあれど、事象を起こして、それをただ撮るのは記録映像だもんね。あらゆる構図やセリフから一貫した矜持と遊び心が感じられて、作品で描かれているチャーチルの人物像とパチっとハマっているのが美しかった。
第二次世界大戦についても、イギリスについても義務教育以上の知識がないまま観て大丈夫か…？と思いながら観始めたけど、戦争や政治とは何をすることなのか、という解像度が上がった気がする。そして、観ながらパレスチナを思う。他国のための正しい行動は分かるのに、自国がそうなったら、自分はneverと答えられるのだろうか？neverと答えるべきなのだろうか？あまりに想像がつかない。
Those who never change their mind never change anything.／He mobilized the English language, and sent it into wars.
