記録
これは素晴しすぎる、人物にも画面にも深い奥行きがある。流麗なショットの流れの中に、いくつかの強いショットを挿入している、その価値を理解している。
あまりに普通なんだけれども、その“普通”を…
「不変の海」と同じく、不帰の男を待ち続ける海の女の物語。ただ「不変の海」が見せた見事なクロスカッティングがこの頃はまだなく、そのせいか深い感動はない。素朴な疑問として、グリフィスお好みの海のメロドラ…
>>続きを読む2022/7/10
安田つぐみさんのヴァイオリン生演奏付きで鑑賞。漁村を舞台にした悲恋物だけれど、エミリーを一途に想うジョーが気になってしょうがなかった。ビルを待つエミリーを慰め、ビルが戻ってきた時…
「暗い海上の白い波光」
Line of White on a Sullen Sea
1909/16コマ/18min 〈バイオグラフ社〉
原案詩:ウィリアム・カールトン 脚本:スタナー・E・V・テイ…
何故かモテるヒゲの漁師が恋人がいるにもかかわらず別の港でハメを外すサイレント映画。
ヒゲ中年は出張先で舞い上がってしまったのか、
そもそも何で漁村の美女達はあんなヒゲ中年が良かったのか、
ラストの死…
ああいう砂浜が船旅の出発点になるというのは奇妙な感じがする。というか船出のによる別れということ自体が俺にとって何のリアリティもないわけだけど、それだけにかえって深いところで心を揺さぶられる。
ところ…