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ビフォア・アイ・フォールのhuaのネタバレレビュー・内容・結末

ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

人生最後の1日を何度も繰り返してしまう女子高生の主人公が、自分の人生や過去を見つめ直していく姿を描いたタイムリープもの。

新鮮味はないがそれなりに楽しめた。
しかし、主人公を含む4人の女の子が同級生を虐めたり、悪口を言ったり、家族や周りの人達に優しくないのは見ていて良い気分ではなかった。

主人公のサマンサは同じ1日を繰り返すことによって、改心して人の気持ちを考えるようになっていく、それが描かれる作品なのだが、他の3人の友達も全員同じ日を繰り返したらいいのにと思った。

「あなたには明日がある。残りの明日は1000日か3000日か1万日か。時間はたっぷりある。無駄遣いも自由。でも中には今日だけの人もいる。今日の私の行動が現在と無限の時を形作る。
私がそれを学んだのはすべてが終わる直前。その日は前触れもなく訪れる。」
最初と最後に語られるこの言葉を何となく胸を痛めながら聞いていて、
その前触れもなく訪れる最後の1日のために、日々を大切に生きなくてはとか思うけど、なかなか難しいものだ。
とはいえ、やっぱり周りの人には優しくいたいと思う。

主人公のサマンサの友人達が多人種なのは面白いと思った。
アリーはベトナムと中国の血を引く。エロディはイラン系。

それにしても久しぶりに見たジェニファー・ビールスがすごく綺麗だった。決して魚顔ではない🐟


〈自分のための備忘録として〉
何度も繰り返す同じ日の授業で先生が言う「シジフォス」とは
転がり落ちる岩を山頂へと永遠に運び続ける責め苦を負ったギリシャ神話に登場する人物。
その先のサマンサへの暗示か。
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