星ワタル

君の名前で僕を呼んでの星ワタルのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.8
前半はのどかな風景と控えめで繊細なやりとりが続く。「ふーん、こんなもんか…」と思ってたら、終盤でガツーンとやられた。

終盤の父の話とエリオとオリヴァーの会話に心を掴まれる。

ゲイが主人公にした映画で切なさはあるのに、人格を否定されたり大きく不幸になる人は誰もいない。
ガールフレンドや母親など女性の描き方にも好感。

音楽もいいし、エリオを演じるティモシー・シャラメが本当に素晴らしい。

オリヴァーの、エリオとの関係を微妙に詰めて行く感じもリアルで感情移入してしまった。
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