星ワタル

リバーズ・エッジの星ワタルのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.9
見ている間は、「登場人物たちにいまいち共感できないなぁ…」と思っていた。

でも、見終わって帰りの電車のなかで思い返していると、彼らが自分の中に息づいているのを感じて驚いた。

まさに、"存在を感じる"感覚だった。

90年代、インターネットも携帯電話もない時代設定なのが絶妙。

いまアラフォーになっているだろう彼らがどんな人生を歩んでいるのか、想像を巡らせずにはいられない。

二階堂ふみをはじめ、どの役者も全身全霊で役を生ききっていて見事。
なかでも山田を演じる吉沢亮の存在感がずば抜けていた。彼をちゃんと見たのははじめてだと思うけど、2018年の新人賞は彼が席巻するだろう。
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