鹿田鹿雄

手紙は憶えているの鹿田鹿雄のレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
3.8
76点

主人公が認知症という設定にちゃんと意味を持たせ、ラストのどんでん返しにも納得いく脚本の上手さが素晴らしい。

異色のサスペンス物でありながら、94分という短い時間で綺麗にまとまっていてとても面白かった。

視聴後には原題「Remember」の秀逸さが良く実感できると思う。

短い時間の映画、サスペンス映画、どんでん返し映画が好きな方におすすめである。

ここから下はネタバレで、惜しい点を紹介する。





まず、主人公ゼヴが認知症で不審な行動を取るとはいえ、この描写は何なんだという無くても良さそうな演出が多かったなと思った。

あとは、ナチ信仰者の州警察が殺されてもそれ以降は何も触れられなく、結果的に無駄死にになるぐらいなら州警察の父親本人を登場させる方が良かったのではと思った。
鹿田鹿雄

鹿田鹿雄