キッチンという狭い空間で暴れまくるアケルマン。調理や食事や掃除といった行為のすべてが荒っぽい一方で、その行為に伴う音の扱いはこの上なく繊細。もちろん繊細な音だけでなくハミングの歌が暴力的に響き心胆を…
>>続きを読む12分でさくっと観られる短編をと視聴。
BGMは鼻歌で始まりご機嫌なスキャット、だがやってる事はめちゃめちゃ不穏な雰囲気。
目張りした時点で察した…
監督自身による主演、卒業制作作品だそうで。
個…
「家からの手紙」と併映。
いかにも習作っぽい感じではあるが、
キッチンで日常的なことをこなしかけたとこから神経症的に動き回り、
かつ終わり方などを併せて考えると
後の「ジャンヌ・ディエルマン」に通じ…
「デビュー作にはアーティストのその後の全てが、在る」などと言われるが、たった12分間の短編にシャンタル・アケルマンの作家性がしかと込めれている。
"キッチン"という舞台立ての中での狂乱のダンス。
鼻…
18歳のときどんな映画撮るだろうと考えながら観てた。詳しいことはわかんないけど、
拡大解釈をしてみたら、裏があったり人生みたいなことも書けそうだけど、自分は単純にカートゥーンのようでワクワクするなっ…
街をぶっ飛ばせ/家からの手紙 併映
アケルマン自身が演じる前半の初期作品。初期衝動的であり、短いながらもやりたかったことはここに全部詰め込まれていると感じる。破滅的で取り止めのない感じがよかった。
…
ゴダール以上に暴力的なカメラは生活音を排しておきながら逆に水をぶち撒けたり、靴墨の擦れ具合、扉の開閉音を誇張する。耳障りな鼻歌/笑い声が映像との提携を拒否して世界を歪ませる不一致がブニュエルぽくて好…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
若い女性が帰宅し、料理し、食事し、掃除し、マヨネーズを浴び、ガスで自殺(タイトルは自爆テロも示唆?)。学生作品とのことで、衝動的に死に至るセルフポートレイト(ゴダールか)というテーマも、手持ちカメラ…
>>続きを読むCollections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman