アー君

ヨーロッパ横断特急のアー君のレビュー・感想・評価

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)
3.0
邦題を「ヨーロッパ “妄想” 特急」にしたらどうだろうか。

アラン・ロブ=グリエの作品だと比較的分かりやすいとの評判ではあるが、若干ついて来れない視聴者もいるのではないかと思う。

実験性の高いメタ映画の成功例という声もあり、劇中劇というジャンルにも入りにくい、虚と実が混ざり合う一癖ある映画だとは思う。しかし「それ」を取ったらただのありがちなサスペンスで終わってしまう。ネタバレになるので詳細は省くが、確かにラストの登場の仕方は品格があり面白いとは思うが。

Amazonプライム会員ならば見放題なので、ヌーヴェル・ヴァーグのファンはお見逃しなく。
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