椿本力三郎

ジョン・F・ドノヴァンの死と生の椿本力三郎のレビュー・感想・評価

3.8
序盤は詰め込み過ぎの感があったが、
最低でも3つの強烈なストーリーが
同時平行で進んでいると考えると
その「とっちらかり」は理解できるし
きちんと回収できている。
ジョンとルパートの物語というよりも
子育てに向いていない母親の葛藤として観ると
少年にとってのジョンの存在が違って見えてくるし、
どうしてそれを本にしたのか、
またその本を母親に捧げたのか、という思いも出てくる。
洗練されたカット割と音楽だけでも価値あり。
特に「スタンドバイミー」のシーン。