国民に銃を向ける政府と市民が銃器を調達できる環境。打倒アサドとホムス帰還を夢に武装蜂起した若者の視点に添うため正義を理由に訴えるが互いの不信感の複雑な背景は語られぬ。
だが、シリアで何が起こって…
この映画。
上手に編集しようとしてない。ドキュメンタリーを撮ろうと思って撮っていない。むしろ映画やドキュメンタリーという枠ではない。
それゆえ、観ている私は常に緊迫し、銃声に怯え、追われて、息をひそ…
ただ故郷へ帰りたい。
それだけを願う若者たちの物語。
10年。
それはどれほどの長さだろう。
泣くことしか出来なかった赤ん坊が、歩みを覚え、言葉を覚え、あらゆるものを吸収して自我を形成させ…
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私が難民支援団体のボランティアをやっている理由
この映画の主人公は、サッカーのユース代表チームでゴールキーパーとして活躍していた当時19歳の青年バセット。「ああ、こいつ、いいヤツなんだな」と言うこ…
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壮絶の一言。ただただ呆然と映像から流れてくる現実を受け止めることしかできなかった。銃撃の音、悲惨な被害者の姿、変わり果てた故郷の街ホムス、表情が変わってゆくバセット。私たちとは生まれた場所が違うだけ…
>>続きを読む単純に映像から見える恐ろしさだけでなく、戦争に翻弄される時間や空間、人の営みと命に悲しさを感じた。
だれも理不尽な暴力で死ぬべきでない、という当たり前の思いが当たり前ではなくなってしまう現状がシリア…