少し製作者を意識してしまうような脚本上の展開があって、それを覆ってしまうほどの入り込む演出がそのシーンに無かったのがもったい無かった。
けど、美しすぎる
セット力がハンパない
こんな所までセット…
話の内容自体には全然乗れなかったが、宮川一夫との初タッグにして日本家屋や庭園の自然を長回しを多用して撮った画面の美しさが完成されていると感じた。特に結婚して一年後に主人公三人で遊びに行くシーンの様々…
>>続きを読む●'93 5/15〜21
『映画館で見ましょう。溝口健二』特集上映
配給: 大映
スタンダード B/W
モノラル
5/19 19:30〜 シネマジャックにて観賞
フィルム上映
パンフ発売無し
タイ…
ドロドロ感がない、姉様への健気な献身から、清純ささえ感じる三角関係。溝口健二が創り出す画面には本当に魅了される。人物、物の配置、少し引き気味の流れるような、覗き込むようなカメラの動き、画面に"ときめ…
>>続きを読む見合い相手の姉に惚れてしまったことから奇妙な三角関係が始まる。無教養なもので原作(谷崎)未読シリーズ。
姻族と親族を越境する倫理のゆらめきと、それを彩る幽玄な音楽にイズムを感じる。『山椒大夫』と同じ…
見合いの席で相手の義理の姉:お遊を見初めてしまった慎之介。しかし、彼女は未亡人で世間体もあり近づくことは叶わなかった。
お遊を慕う妹:お静はそんな彼の心境を知り、姉のため形だけの結婚を要望する。夫…