アランスミシーさんの映画レビュー・感想・評価

アランスミシー

アランスミシー

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

1.0

全てにおいて滑り倒してんな
厨二病すらもハマれないミスりよう
こういう厨二系映画って2000年代で終わったイメージだったけど未だにやってんのか

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

5.0

《ラーヤ》
安息地の喪失=

《ナマーリ》


世界観(時代考証)もテーマもめちゃくちゃ好きだった。

テーマ=Unite結束

常に深刻な表情をするラーヤとナマーリ。それとは反対に他者を信じるシスー
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

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《吉井豊》冒険志向→安全志向
日米安保勢力の鎮圧により1980〜1990年までの10年間眠らされていた共産主義革命分子、

《室田》安全志向→冒険志向
かつて日米安保を支持し学生運動の鎮圧活動に参加し
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大いなる幻影 Barren Illusion(1999年製作の映画)

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《ハル》冒険志向→安全志向

バブル崩壊以降、失われた夢の終焉否定のため無鉄砲な生活に走る主人公、しかし、ミチとの恋愛をきっかけに、唯一無二的拘りを取り戻す。


《ミチ》安全志向→冒険志向
バブル崩
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

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毎回敢えてハイライトでドラマチックな演出を抑制したのはなんでなんだろう。
毎回欠かさずそうしてたからもはや作為としか思えなかった

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

5.0

今日1日でめちゃくちゃこの監督のファンになった
心理的描写や間作りという側面での評価は一旦置いておいて、知識量とその実現力に脱帽した。



ユウヤの地図が好き=競争社会に呑まれて自分の身の丈に合わな
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クラユカバ(2023年製作の映画)

5.0

《荘太郎》冒険志向→安全志向
サキを偵察に行かせるほど謎の解明に躍起になり、倫理観が揺らいでいる。
謎の解明=父と過ごすはずだった幼少期の青春が失われた残存を取り戻そうと追いかけていた。

《サキ》冒
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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ラスト急に芝居が極まりすぎててビックリした
前半と後半の温度差ww
ヴィルヌーヴが芝居拘れない人だから、みんなそろそろ流石にヤバいってなって自主的に動き出したのかな笑

オースティンバトラーの安定感。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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ダンケルクで獲得したノーランの進化↓
徹底的に作家自身の思想を排除して、オッペンハイマーただ1人の目に写った事象を片っ端から網羅的に描く事で、中道を貫く姿勢を演出手法それ自体によって自ら体現するノーラ
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スクリーム(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1回目、2015/2/13
『暗殺のオペラ』にも通ずる、親の潔白を信じていつの間にか他者の尊厳を侵している罪のテーマ

先進的すぎるだろ!

行き過ぎたフェミニストによる”あらゆる事件は全て男のせい”
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陽炎座 4Kデジタル完全修復版(1981年製作の映画)

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ボーはおそれている、マルホランドドライブへの影響
相米慎二ってオリジナリティの塊かと思ってたけど意外にも鈴木清順浪漫3部作の影響が顕著に見て取れて川島雄三発の系譜から突如として外れた訳では無いことが分
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ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラストめちゃくちゃゾッとした。
元祖シックスセンス系ムービー
ファイトクラブ


《靑地豊二郎=中砂糺》冒険志向→安全志向

シャマラン日本映画好きとはいえここまで抑えてたのか…

ツィゴネルワイゼン
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

5.0

サマーウォーズへの影響

『太陽を盗んだ男』とテーマどころかモチーフまでも軌を一にする岡本喜八による同調ムービー(関西編)
こんな隠れた傑作(しかもスター勢揃い)が話題に上がらないのは陰謀論否定派の自
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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トゥルーマンショー、エンターザボイド、アネット、スイスアーミーマン、エヴエヴ、もう終わりにしよう、マルコビッチの穴、undone、アンダーザシルバーレイク、ビューティフルデイ、ビッグマウス

ギャスパ
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

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《デリースバノック》賢者

《ジュニア》冒険志向→安全志向
父親の命令に従い自分の意志を抑制していたジュニアだったが、

《ユルブレナー》

《アービング》安全志向→冒険志向


《サンカ》安全志向→
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ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

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ワイティティがめちゃくちゃ手抜いてた事が分かってしまって悲しい…
ワイティティがどれだけサッカーに興味無いかという事実も…
俺がリメイクし直したいくらい掘り下げるべき主題に溢れた感動的な実話だった

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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冒険志向→安全志向

息子を授かって自分の夢であったサッカー選手としての華やかなキャリアを代わりに築いて欲しかったトーマスだが、生まれて来たのは娘であり、無理くりサッカーをやらせて教育していくも、娘は
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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排他的な右翼思想による一部の人間への差別や不幸に繋がる可能性の無い純粋無垢な文化保存という美しい大義の為の作品だと判断したので評価を控える。

自分の研究がこういう大義を持つ作品が世に広まる手助けに繋
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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逆転のトライアングル同様、大衆向けにする為にテーマに必要なモチーフと舞台が断片的にしか選択されずに描かれてしまった事が残念。
もっと包括的(網羅的)に、そしてより的確な寓喩としてのモチーフ選択ができる
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すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

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禰津良子が『お引越し』の時の田畑智子に激似でめちゃくちゃタイプだった。
中川姿子もめちゃくちゃ良い。
あんな元気で健康的な子たちに囲まれた学生生活でありたかった。
自分はおそらく学生運動にもまんまと参
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河内カルメン(1966年製作の映画)

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《つゆこ》冒険志向→安全志向

初恋の相手との恋が実る前に貞操を奪われ、



西洋人は好かんとか言っときながら気に入ったつゆこ(野川由美子)のビジュむしろ西洋味強くて草
↑アナリーティプトン似

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東京流れ者(1966年製作の映画)

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サイレント映画引き継いでる感じの演出とテンポの悪い間合いが苦手

東北のシーンといい、佐世保のシーンといい、親分の裏切りといい、急展開が過ぎてついてけない、そこちゃんとやってくれれば感動できる脚本なの
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肉体の門(1964年製作の映画)

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《伊吹》冒険志向→安全志向
ラストペニシリンではなく、本当に遺品を手に持っていたのは人間味を取り戻した証拠

《マヤ》冒険志向→安全志向

戦後、国から何の保証もなく下界へ解き放たれ、弱肉強食の貧困社
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

1回目、2014/10/12

2回目、オールタイムベスト更新

人類が持つ最大の悪とは偽善である。
それは善悪という概念を持ってしまった人間が行う自己正当化によって生み出された盲目的道徳感が知らぬ間
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イディオッツ(1998年製作の映画)

5.0

時計じかけのオレンジ、フェイシズ、こわれゆく女、奇跡の海、オアシス、マミー、万引き家族、A,A2、岩井俊二、気球クラブその後

パルムドールを獲った万引き家族より20年も前に類似テーマかつ最先端の手法
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アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967年製作の映画)

1.0

「この映画ほど本物(当時)に限りなく近づいた再現は他にないと確信を持って言える」ってさ、、
一体全体何を見てきてそう思った?

衣装やカツラを揃えてそれっぽいロケ選びする事なんて誰でもできるし、これま
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト更新。
再びこの人間に自分の信念を汚された。
もう殺してくれよ、
未来も希望もない

帰ってきたヒトラーのような恐怖。
現実に起きたイタリア保守党復活。
死に際の母に実の父がドイツ人
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

5.0

やっば‼︎ガチビビった
こんなのも撮れるのかトリアー
オールタイムベストに含めたいくらい好きな要素に溢れてた…
原作があるとしか思えないくらい壮大な世界観

挑戦志向→安全志向

《妻》対象X
安全志
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ああ爆弾(1964年製作の映画)

-

この伊藤雄之助の遺作になったって意味でも太陽を盗んだ男の伝説って凄まじいな

マキノ雅弘イズムの継承。
ミュージカルというよりもサイレント時代のリズムを活かさざるを得なかったスラップスティック的演出手
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