むらむら

ミルカのむらむらのレビュー・感想・評価

ミルカ(2013年製作の映画)
5.0
インドを代表する1950年代の短距離走者ミルカ・シンの半生。

いやね、軍隊のシーンがやたらホモホモしいとか、不要不急の豪州でのラブシーン要らなくね? とか、特殊効果の使いすぎでミルカの後ろに撮影監督のドヤ顔が透けてる、とか色々言われてるけど(※俺が言ってます)、それでもラストは感動。たぶん電通演出の東京オリンピックではミルカの人生の重みに勝てない。絶対。

フライング・シークと呼ばれたミルカを演じるファルハーン・アクタルが超絶マッチョイケメンで、そっち系の人は必見。「パッドマン」にも出てたソーナム・カプールが、出番短いんだけど前半のヒロインとして立ってくれて印象的。あと、タイトルの「Bhaag milkha bhaag」は「Run forrest run(フォレスト・ガンプ)」へのオマージュなのかな?

インド映画の踊りの唐突な入り方には、漫画の命懸けのバトルシーンで唐突に入る回想シーンくらい違和感を感じてるのだが、この映画は音楽と踊りの入り方が絶妙で感心する。

というわけで、このレビュー読んで、この映画ミルカー!と思ってくれた人がいれば幸いです。

……最後の一行は余計でしたね(ミルカのように走り去る)。
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