むらむら

オーメン:ザ・ファーストのむらむらのレビュー・感想・評価

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)
5.0
(一部、伏せ字にしてあります)

俺 (ヒマやから、なんか映画でも観ようかな……な、なんや、あのタイトル!!)
俺 (これは観るしかないで!)

俺、映画館に駆け込む。

係員「いらっしゃいませ」
俺 「す、すいません、この『◯ーメン』って映画、観たいんですけど」

係員「はい、『ザ・ファースト』と副題のついた『Oーメン』ですね」
俺 「ザ……メン……。それですそれです」
係員「ちょうど今から上映ですよ」
俺 「どんな話ですか」
係員「Oーメンと妊娠の話です」
俺 「うおーーー!! 凄いハードコアじゃないっすか」
係員「はい。12歳未満はご覧になられません」
俺 「舞台はどこですか?」
係員「修道院です」
俺 「うっひょー、最高ですね」
係員「ローマにある厳格な修道院ですね」

俺 「シュウドウ……い、いや、もしかして『衆道』じゃないですよね? 男は勘弁したいです」
係員「男はほとんど出てこないです」
俺 「でも◯ーメンは出てくるんですよね」
係員「だから、Oーメンはちょっとしか映らないです」
俺 「そうなんですか」
係員「これ『Oーメン』が出てくるまでの話ですから」
俺 「……かなりの遅漏ですね」
係員「はい、かなり、『治療』目的で拷問されてます」
俺 「うっひょー! 拷問ですか!」
係員「なので、『Oーメン』は最後にちょっと出てくるくらいです」

俺 「拷問されてるのはどんな人なんですか」
係員「カルリータという謎の少女です」
俺 「ロリータ?」
係員「カルリータです。物語のキーとなる存在ですね」
俺 「物語もあるんですか」
係員「特に、後半『666』が出てくるところはゾクゾクしますよ」
俺 「えっ!? 69 ですか?」
係員「いえ 666 です」
俺 「えっ!? 696 ではなくて?」
係員「はい 666 です」
俺 「それどういう状況なんですか」
係員「どういうと言われましても……体の一部に……」
俺 「あーっ、言わなくて大丈夫です! 本編を楽しみにしてます」

俺 「主役はどんな人ですか」
係員「ネル・タイガー・フリーさんです」
俺 「へー、なんかシンガポールのアルコールフリービールみたいな名前ですね」
係員「なんですかそれ」
俺 「すいません」
係員「彼女は、この修道院の秘密を探るうちに危険な目にあいます」
俺 「おおっ」
係員「修道院で何度も襲われそうになるんですよ」
俺 「なかなかなシチュですね……」
係員「しかも最後には、変なダンスも披露します」
俺 「ヘンリーダンスですか?」
係員「変なダンスです」
俺 「ヘンリーダンス?」

係員「(無視して)後半、反キリストの正体が暴かれるあたりも見どころです」
俺 「反キリスト?」
係員「そうです」
俺 「往年の名作『ジーザス栗と栗鼠スーパースター』に対する『ブラックジーザス栗と栗鼠スーパースター』みたいなもんですかね」
係員「なんかわからないですけど、たぶんそうです」
俺 「とにかく面白そうですね。ズバリ、観る価値はありますか」
係員「ファーストOーメン、つまり、初めてOーメンが出てくるまでの話としては、素晴らしく良くできてますね」
俺 「中学生の頃ですね」
係員「なんか言いました?」
俺 「いえいえ、では、1枚よろしくお願いします」
係員「ありがとうございます。楽しんでください」

俺 「楽しみです! エロいシーンもあるんですよね」
係員「もちろん!」
俺 「最高ッス! シュバババーーっ!」
係員「あ、言い忘れましたが 

   モザイクは 異常なくらい濃いい

   です」

俺 「ええーーーっ!?」

(おしまい)
むらむら

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