アー君

囚われの美女のアー君のレビュー・感想・評価

囚われの美女(1983年製作の映画)
2.7
ロブ=グリエがいかにも撮りそうな映画だな。今までの作品に比べたら分かりやすい部類には入るとは思う。

マグリットの作品は個人的にシュールレアリズムの横綱としてダリよりも好きなのだが、なぜにこの絵柄を使うのかな? という感じで面白味はなかった。(しかし映画のストーリーとしては重要な要素ではあった。)

夢と現実の混淆(こんこう)した世界をタブローを使って表現したかったのだろうが、サスペンス要素が不安定で若干B級感が残る作品であった。

※マグリットの絵画を題材にした話は漫画になるが、藤子不二雄Aの「マグリットの石」などもあります。
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