とにかく笑ったし泣いた
眼差しの孤独、とりわけ切り返された時のたった一筋の繋がりと、同時に現れる断絶が胸を苦しめる。これが映画で観たいんだよってことを見せてくれる
復讐(仁義)と恋の問題が冒頭で提…
天才加藤泰監督作品。東映任侠映画聡明期の作品ながら後世に決定的な影響力を持つ逸品。任侠映画のお約束事項が全て詰め込まれている。冒頭の殺し屋汐路章登場から一気に画面に釘付け。大木実は今作品では悪役。素…
>>続きを読むコッテコテのニンキョーやニンジョーがいっぱいいっぱいで胃もたれ起こしそうになったけど、画面がずっとパキっててカッコいい。祭りを俯瞰&線対称で捉えた美しいファーストカット、からの強烈な殺し屋顔面アップ…
>>続きを読むロー・アングルのフィックス・ショットの暴力性。馬と鉄道。オープニング・シークェンスの群衆の運動と殺し屋の顔の異様なクロース・アップの連続がヤバい。そしてシネマスコープの広さを使った空間構成が素晴らし…
>>続きを読む初っ端からカメラワークとスケール感すごい。
祭り囃子も最高。
やっぱり映画弱者の僕にとってはマキノより加藤泰の方が絵がおもしろくて楽しい。
家の中はもちろん、キャバクラ的なシーンでも画面を2層にわけ…
このレビューはネタバレを含みます
走行中の列車から飛び出し、窓ガラスをぶち破って建物に侵入する、ディロング鶴田浩二。アクロバティックすぎるし、本来なら格好の餌食なはず。
冒頭、大阪喧嘩祭りにて、嵐寛寿郎を襲撃する殺し屋・汐路章の三…
加藤泰の構図の美しさが、とにかく素晴らしい。
そしてラストで悲恋の対象である富士純子と、凄惨な殺害シーンで対面させるどうしようもない悲劇が良い。
物語は、任侠映画のルーティンで、昔ながらの任侠一家が…