都麦

リトル・フォレスト 夏・秋の都麦のレビュー・感想・評価

3.6
冒頭、小森って場所実在すんのかなー?と思ってた矢先リトル・フォレストというタイトルが出てきて「あ、しないんや」となったのと、だいぶ序盤で甘酒飲みに来させて白い花を映しながら「ねっとりと絡み合う」は流石にセックス匂わせすぎでヒョエっとなった。そこをあえて映してる時点で“生命”についての覚悟の話なのねと理解したものの「生きるために食べる、食べるためにつくる」の“つくる”が子どものことを指してたらどうしようかと思ってビビった。ちゃんと農作物も料理もつくってて安心した。

意外と刺さりはしなかったものの、違和感もなかった。ただ、今自分が地方ロケしようとしてる最中だからこそ「小森の人は(合鴨を)食べようとしない、わかるんだけど、、」ってところで「これ地元民の評判どうなん!?どうなん!?」と思ったが、そこで再び小森は存在しないことを思い出した(二度目)。

川に素足で入るわ、虫に塗れるわ、鳥を捌くわと、橋本愛がただすごい。絶妙に芋っぽいのもたまらない(松岡茉優と並んで美人2人がアケビ採ってるときのフィクション感は流石に拭えなかったが)。マネージャー含めよくこの案件チャレンジしようと思ったよな。すげー。

画面の2分割、3分割での編集もおもろかったし、普通にナイスアイディアだった。つくる話だからこそつくる手順を端折っては意味がないし、手間暇の大切さをうたう内容だからこそ手間暇が見えない演出だと元も子もない。だけど普通に全手順を全画面で映していては、いくらモノローグ付きとはいえ飽きる。からの編集で面白さを持たせるというのはエディターさんに拍手。

「中身のない言葉を話したくない」「都会には我が物顔で話す人ばかり」「殺させておいて」云々、ごめんけどそこは、ハイハイとしか思えんかったのと、あまりにもヤラセだったので、そこまで特筆しなくて良いということを知った。流石にこっちもバカじゃ無いのであんたらの生活見てたらわかるよ。マジこれ自戒な。

正月休みが明日で終わり、4日は朝から出社だということを受け入れられない。めっちゃ仕事嫌なんだけどどうしよう。
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