ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の過去作を少しづつおさらい中。今作は2013年の作品。
感謝祭の日、ヒュー・ジャックマン演じるケラーの娘アンナと隣のバーチ家の娘ジョイが行方不明になってしまう。ジェイク・ギレンホールが役を務めるロキ刑事が事件を担当するが、次第に浮かび上がってくる第一の容疑者、そして第二の容疑者。足踏みが続く状況にケラーは独自で動き出すのだがー。
アレックスを演じたポール・ダノは「THE BATMAN」リドラーの際も思ったけど、こういう役をやらせたら右に出る者はいないと思います👓他にもMCUやDC作品出演の俳優さんが多い映画でした🦸♂️
タイトルの「プリズナーズ」ですが、ケラーの父が元看守という事やアレックスを拘束した際のTシャツがオレンジ色なのも“刑務所”を想起させるものでした。しかしそれ以上に娘達二人だけでなく、各登場人物が物理的にも精神的にも囚われていましたねー。
神を信じる者と息子の死をきっかけに神に裏切られたと思い挑戦する者、そして刑事の名前が北欧神話の“裏切りの神”と宗教的な観点から表現された部分も特徴的でした。
最後まで続く緊張感、二転三転する中で張り巡らされた伏線が回収されていく展開は非常に面白い！
