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世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―のayakosのレビュー・感想・評価

3.6
自分の軸がしっかりしている人の話は見ていて気持ちが良い。
量より質を追い求めてる間に、この出版社からでる本をコレクターしている人がいたり、気付いたらマーケティングが完成していたというのも面白い。
古紙が苦手なため電子書籍派だけれど、この作品では紙質や印刷の仕方や手触りなど、どのクライアントもこだわりを持っていたり悩んでいたりいていて、シュタイデル本人からは匂いのことなんかも語られている。そんな光景を見ていると電子書籍では超えられない紙の本の芸術さと魅力についてわかってよかったと思う。
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