カネコ

フッテージのカネコのレビュー・感想・評価

フッテージ(2012年製作の映画)
3.4
今どきの若者に映ルンですが受けているそうで📷
鮮明な画質のスマホ撮影に慣れた現代っ子にとって撮り直し出来ない1発撮りと現像のドキドキ感・ちょっとピントが合っていなかったりフィルムの独特な荒い質感がエモいという事らしい。
敢えてのフィルムっぽい加工のできるアプリなんかもあったりして、映ルンですでバシバシ撮ってた世代の私もつい懐かしくてアプリインストールしてしまった。エモい。

そして今作のメインアイテムは8ミリフィルムで撮られたホームビデオ。
これもまた独特の質感とぼやけた映像がやけにリアルに感じる。そこに映っているのが楽しい家族の一コマではなく凄惨なスナッフフィルムだから恐い。
いったい誰が撮影したのか。
冒頭いきなり始まる8ミリ映像からすでに怖さ全開。

ヒット作が10年前という落ち目のノンフィクション作家エリソン・オズワルドが次のヒット作の為に引っ越して来たのが一家首吊り事件のあった事故物件。
屋根裏に置き去りにされていたのが冒頭の映像含む8ミリのスナッフフィルム🎞️
これは連続殺人事件?
犯人は?
そして誰がフィルムを置いていった?
真実に迫る中で挟まれる8ミリの殺人フィルムがとにかく不気味過ぎる。

犯罪の研究してる教授から古代バビロニア王朝で行われていた邪教というワードが出てきてミステリーものかと思っていたストーリーが一気にオカルト方面に。
そういえば最初からサソリ、ヘビ、犬とフラグ立ってた🦂🐍🐕

体感4分に一回くらいジャンプスケアがありライド型お化け屋敷感覚で楽しめる本作。本気で2回ビックリした。
ミステリーとして観るには無理筋すぎ。
大掛かりな殺人は邪神ブグールがお手伝いしてましたって言うのもまあ邪神なら仕方ないね。
アメリカのホラーによくある悪魔では無くて邪神だけど呪いっぽい所がどこか日本的というかリングとか残穢を思い出すホラーだと思った。

イーサンと副保安官がブラックフォンの兄弟役だった。
ブラックフォンではイーサンが斧で弟を殺ってたけどこちらでは自分が斧でやられて
フッテージに追加されてしまった🎞️
続編もあったので観てみよう。
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