本好きなおじぃ

アンハサウェイ/裸の天使の本好きなおじぃのレビュー・感想・評価

アンハサウェイ/裸の天使(2005年製作の映画)
3.4
女子高生のアリソンは、彼氏のトビーや親友のエミリーたちと、ギャング集団のPLCグループで騒ぎを起こしたり、ドラッグやセックスに明け暮れていた。
あるとき、トビーとともに行ったダウンタウンで、トビーが薬の売人のヘクターに脅されているのを見て、ダウンタウンのギャングに憧れるようになる。
あるとき、ダウンタウンにふらりと行ってヘクターと話していると、警察が来て拘留されてしまう。両親にはひどく怒られるが、それでもダウンタウンにあこがれを抱き続ける彼女は。

エリックのアリソンへの取材ビデオ撮影の様子を挟みながら進む。
アリソンの両親不在への寂しさ、本人は平気な顔をしているが、実際は溜まるフラストレーションを昇華できずにいた。
日々の生活に嫌気がさした、青春の過ちだっただろうか。しかし、周りの大人の白人であるが故の黒人・黄色人種への無理解。そしてアリソンたちがしでかしたことの真実がねじ曲がってしまう、そんな警察や取り調べ。友人との関係をいとわず、そこに、正しさを求めて立ち向かおうとするアリソンの姿は、まぶしい。