本好きなおじぃ

ブルース・ブラザースの本好きなおじぃのレビュー・感想・評価

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)
3.6
ジェイクは、刑務所から出た後で弟のエルウッドとともに向かった孤児院で、シスターから税を払わないと孤児院が閉鎖されてしまう、と告げられる。再び強盗をしようと決意した矢先、シスターからクギをさされてしまう。何か別な方法で孤児院を救えないか考えた2人は、教会での礼拝でバンドのコンサートでお金を稼ぐことを思いつく。
2人はかつてのバンドメンバーを探し歩き、見事お金を納めることができるのか…!?

始まりはとてもまじめな、スパイ的な映画なのか、と思ってしまうのだが(これはメン・イン・ブラックがオマージュしていると言われている通り黒黒のスーツ・ハット・ネクタイを兄弟をしていることから)、エルウッドが迎えに来た車でのやり取りや、シスターからクギをさされるシーンで、そうでないとわかる。
真面目じゃない。完全に笑わせにきている!
そう思うほど所々に笑いのネタを仕込んでいる上、わかりやすいグダグダなカーチェイス。もうこれは元気を出すしかない。

そして、その間に挟み込まれる音楽は、思わず体が揺れてしまう。
この映画発祥かどうかはわからないけれど、普段CMやドラマで聞きなじみのある音楽も多く、ノリノリの休日を過ごすにはうってつけだ!
よく見るとレイチャールズや、実はスティーブン・スピルバーグがカメオ出演しているなど、大御所の大御所になる前に楽しそうに参画している姿が見られて面白い。何度も何度もじっくり楽しみたい映画だ。