もめん豆腐

ナインハーフのもめん豆腐のレビュー・感想・評価

ナインハーフ(1985年製作の映画)
2.3
ある意味ちょっとだけ思い入れのある作品なのでダラダラ書き連ねる。自分の為に書くので嫌な人は回れ右。
上映年月日を見るとあてくしが中学か高校の頃らしい。その頃から『ナインハーフ』=やべー大人の映画で、我々のような中高生では堂々と映画館では観られなかった。大抵のことは一人でやってのけてしまうあてくしですら難攻不落の高い壁があった。
そしてこの当時ミッキー・ロークといえばエロティックな雰囲気を持つ役者として一斉を風靡し、その波に乗ったものよ。中年になった今初鑑賞なんだけど、ミッキー・ロークの顔は何となくリチャード・ギアを3段階ランクダウンさせた女ったらしな顔立ちで、完全に個人的な感想なのだがこういう男を飼いたがる女もいるという点ではミッキーが上手だった印象。顔に賢さも教養も感じないが漂うセクシーさだけは半端なかった。かくいうあてくしも高校生の頃彼が好きだった。マーロン・ブランドにそっくりのべちゃべちゃした喋り方に加えてこの歩く性器な感じ。おぼこい高校生には見知らぬ憧れがあったのをはっきり覚えてる。
が!しかし、彼のボクシングの試合をLIVEで見てしまい一気に嫌いになった。あれはないわ。あんなねこパンチで誰が倒れるんだよ。格闘技が好きな父と娘で見てガッカリしたんだわ。
〜といった一連の思い出〜
この作品でもミッキーは始終ニヤけてる。しかも声が高〜い。

心の中のノブが言うのよ
「声が高け〜んじゃ😮‍💨」。

甘い囁きも声が高くてうへ〜😮‍💨ってなっちゃう。しかも想像より絡みシーンが“圧倒的に”少ない。こんなんなら高校生だったあてくしにも観られたわ!んでもって「大人になったらこんな風にあんなことやこんなことするのね」と期待に胸を脹らませたのかも知れぬが、なんせ50過ぎた今のあてくしには何も心に響いてこねーんだわ。

つまらん!非常につまらなかった!
SEXの雰囲気映画ってところ。寂れたカフェバーで流れてるような映画。
あと、キム・ベイシンガーはスタイルが良くてあの当時のメンズライクなスーツがとってもよく似合っているんだけど、これまた声がうるさい。ムダにキャーキャー言ってて

耳障りなんだわ!いい歳して騒ぐな、Bitch!

他にはあの当時のステレオのイコライザーが懐かしくてホッコリした。あてくしの部屋にもあった。KENWOODのPG1。20年間毎日の長時間使用に耐えてくれた心の友。高校から35歳までツラかった時間を癒やしてくれた。
一つだけ朗報。ロン・ウッドが映っているのでThe Rolling Stones好きは探してみて。
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