ほぼ一室での進行する12人の会話劇。
検察により組み立てられた事件のストーリーに乗り、偏見の目のまま評決しようとした11人に対し、ただ1人が真に疑う余地はないのかを投げかけ、皆の意識を変えていく。
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モノクロ映画だからこそ、汗のかき方や視線による演出が強く感じられた。その人がどれだけ白熱、動揺、失望しているかがそれらの演出を通して強烈に表現されていた。
デイビスが取り出したナイフがテーブルに剥き…
有名タイトルなので、ずっと気になっていました!
ほんとは1957年版を見ようと思っていたのに、勘違いでリメイク版のほうから見ちゃいました。
面白くて、見終わってからそういや白黒じゃなかったな…って気…
扱う事件も全く同じの完全リメイク版。
前回同様、全員おじさんで重厚感は変わらない!!バチバチにやり合う姿はたまらない。前作のように真実を探して、意見が変わっていく様は見ててワクワクした!
ただ!扱っ…
よかった。リメイク前の白黒映画と、日本の劇団による舞台を鑑賞済み。
やっぱり話がいい。どのフォーマットでも惹き込まれる。キャラとしてもリメイク後の方が印象深いのも多い。広告代理店や、野球を見に行き…
12人の陪審員が、スラムの少年の殺事件の有罪・無罪について審議する話
素行、状況証拠、目撃証言…
有罪=死刑
何もかも有罪と思える材料は揃っていても、一人だけ「決められない。人の命がかかっている…
役者さんが皆上手かったなぁ。
そして会話がリアルすぎて息を飲んだ。
カメラワークもキャストの会話の息づかいや間の取り方に凄い緊張感があって、ひとつの部屋しかでない会話劇なのに引き込まれた。
しかし…
うーん、面白い!
ずっと男たちが議論をしているだけの閉塞感のある映画の筈なのに引きこまれてしまう。結局のところ、有罪か無罪かはわからないままに終わったが、偏見で判断することは恐ろしいなと思った。
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