🎃シリーズ：ハロウィン Vol.3🎃
ハロウィンⅢ
◆あらすじ◆
医師のチャリスは病院へ運ばれた患者が謎の男に殺害される場面に遭遇する。チャリスは謎の男を追うが、その男は車中で焼身自殺する。チャリスは殺害された患者の娘エリーとともに、患者の行動を追ううちに大人気のハロウィンマスクの製造元、シルバーシャムロック社（SS社）に辿り着く。しかし、チャリスたちの行動は既にSS社によって掌握されていた。
◆感想◆
ハロウィンの日に乗じて世界の混乱を企む悪者との医師チャリスの戦いを描く作品となっています。
つまるところ、ナンバーリングタイトルでありながら、「ハロウィン(1978)」「ハロウィンⅡ／ブギーマン」と一切関係のない作品です。
ストーリーのテンポはやや遅めですが、ハロウィンマスクからSS社へ辿り着き、SS社の目的をチャリスが追及していく展開は興味を持たせるものになっていたと思います。特にSS社のある田舎町サンタ・ミラにチャリスたちが着いてからの周辺で起きる不可解な出来事は不気味な雰囲気を醸し出していて良かったと思います。
SS社の常駐する無表情なスーツの男たち、サンタ・ミラを支配するSS社、SS社の悪口を言っただけで消されたホームレスの男など、スケールの大きさを感じました。
しかし、そのスケールの大きさに見合わないやり方で首謀者が世界を混乱させようとしており、頭の中で疑問しか浮かび上がってきませんでした。東京ドーム貸切ってトランプのババ抜きをやっているような無駄さを感じてしまいました。
人の顔が溶解したり、首を引きちぎるなど残酷な描写がありますが、ホラー作品として怖さを感じる流れになっていないため、浮いた演出になっているような気がしました。
全体として可もなく不可もない作品だったと思います。ハロウィンシリーズとは別物として観ても満足のいく作品では無かったと思います。
鑑賞日：2022年11月24日
鑑賞方法：スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS
