福福吉吉

悪の教典の福福吉吉のレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
高校教師の蓮実聖司(伊藤英明)は学生から人気があり、校内のトラブルを率先して解決する頼れる人物として周囲から人望が厚かった。しかし、その裏では自分の目的を果たすためには手段を択ばず、邪魔するものは排除する危険な人物だった。

◆感想◆
蓮実聖司という人物の狂気を描いた作品であり、ストーリー前半のやたらと明るい雰囲気が少しずつ暗く殺伐としたものに変わっていく恐怖を感じられる作品でした。

蓮実聖司の行動の一つ一つが見どころとなっており、ストーリーとして蓮実の外面的な行動と内面的な行動が並行して描かれており、観ている側は蓮実が怪しいと分かっているものの、学校では何もなかったかのように進む居心地の悪さを感じました。

ストーリー後半のある出来事がトリガーになって一気に蓮実が本性を現します。これが狂っていてまさにサイコキラーといった感じがして怖さと面白さを感じました。

なかなか面白かったと思います。蓮実聖司というキャラクターが全てが握っていて、少しずつ内面が見え始める恐怖が楽しめました。

鑑賞日:2024年4月18日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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