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シュザンヌの生き方のayakosのレビュー・感想・評価

シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)
3.4
ベルトランという男子学生の目線で友人ギョームとその彼女シュザンヌのことをつらつらと語られている。
その言葉や表情の些細な機微から軽蔑、後悔、絶望等の彼の心情が伝わってきて良かった。

都合の良い哀れな女性と扱われていたシュザンヌのイメージが覆されるラスト。
結局、哀れだと思っていたシュザンヌは自由奔放な女性だとわかり、むしろギョームから都合の良いやつとして扱われているのは自分で
そんな2人に振り回され、一番残念な役回りである。そんな関係性がわかる苦い味の残るお話だった。
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