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『オフィシャル・ストーリー』に投稿された感想・評価

もち

もちの感想・評価

4.0
舞台はアルゼンチン🇦🇷軍事政権時代に政府による白色テロにより多くの人が犠牲となり、出所不明の赤ちゃんが大量に養子に出されたという...
そんな中、自身の子供(養子)の出自に疑念を抱いた母親の物語

アカデミー賞受賞作でありながらVHS止まりの隠れた名作
映画を見終わった際、このタイトルの真の意味を知ることとなります...
No.724[普通の映画としてもお涙頂戴系の告発映画としても考えうる最悪の結末] 0点

一日に五本も見たのだが、中でも最後に見た本作品は人生ワースト級に最悪だった。最初に言っておきたいのだが、最悪なのは物語のプロットであり、事実そのものではない。

1983年のアルゼンチン。軍事独裁政権から脱し、フォークランド紛争から一年が経っていた。旧政権寄りブルジョワ婦人のアリシアは堅物歴史教師で、夫ロベルトと養女ガビーと共に暮らしていた。同窓会で昔の友人と再会し、軍事政権時代に政治犯が獄中で産んだ子供は養子に出されていたと知り、ガビーがそれに当たるのではないかと思い始める。また、自由化の波に押されて生徒も軍事政権時代に制定された"歴史"を否定し始め、アリシアには変化が求められる。そこでアリシアは、ガビーの出生証明書に記載された医師や病院を尋ねることで彼女の出自を追い求め、最終的に産みの両親と祖母を見つけ出す。

ガビーの誕生日プレゼントとして送った赤ちゃんの人形が不気味に映されたり、ガビーの部屋にいとこたちが乱入してくるシーンは政治犯だった(らしき)産みの両親がいることの暗示なのだろう。ただ、こんなこと考えてられないくらいラストにはムカついた。

告発映画は告発が主目的であるから、それをどう映画に載せるかだけが重要なのだが、本作品のアリシアには重荷である。というのは彼女が純粋な興味以外にガビーの両親を取り憑かれたように探す理由が見当たらないからだ。彼女が中心となって"告発"する必要性を感じない。実際ロベルトに”ガビーの両親が政治犯ならどうするのか”という問いに対し答えをはぐらかしている(具体的には”じゃあ本当なのね”と話題をすり替えている)。そして、最も胸クソ悪いのはアリシアがロベルトとガビーを棄ててどこかへ消えるのだ。自分が欲しいと言ったから養子となったガビーのことを全く考えていない超独善的な選択であり、世間離れしたブルジョワのバカな選択としか思えない。ラスト、椅子に座って揺られているガビーは、中盤でアリシアが子供の頃に両親が事故で亡くなった際の光景を繰り返しているのだが、このシーンには別の意味で涙が溢れる。あれ、主題からズレてない?

つまり、本作品は軍事政権時代の暗部をお涙頂戴と告発したのに、着地点はブルジョワおばさんの独善的な選択とそれに巻き込まれた養女という構図に成り下がっているのだ。しかも、結論は宙ぶらりん。5年間育ててきたけど政治犯の娘だから棄てました、じゃ養子縁組した総ての人たちにも現実で逮捕されてしまった政治犯の人たちにも失礼極まりないだろ。ふざけんな。

追記
この手の告発映画のいけないところは、歴史的な事実として感情を揺さぶることで評価を盲目的にさせてしまうことでしょ。
Omizu

Omizuの感想・評価

3.1
【第58回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
アルゼンチンのルイス・プエンソ監督作品。カンヌ映画祭では主演のノルマ・アレアンドロが女優賞を受賞、アカデミー外国語映画賞も受賞した。

雰囲気はとてもいい。スペイン内戦が終わったころの政治状況の緊迫感を背景とし、養子としてもらった娘の両親を探っていく。

内戦を経て行方不明になった政治犯やその家族、ブルジョワ側である教師アリシア、反対の立場の者から闇を描いていく。

演出はとてもよく、アリシアが直面する問題を手際よく描いている。

ただ、ラストが消化不良。面白くなるのはそこからだと思うのになぜそこで終わってしまったのか。結局アリシアのエゴじゃん。娘を映して終わるのもなんだかなぁという感じ。

映画としてはかなりよくできているが、モヤモヤが残るラストが残念。良作ではあるけど、外国語映画賞を総ナメにするほどかというと疑問。

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