TOMMY

黒い家のTOMMYのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
3.7
『和也の生命保険、まだ下りませんの?』

第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介の同名小説を『39 刑法第三十九条』の森田芳光監督が映画化。保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく。

大竹しのぶと西村雅彦の怪演が凄い。特に大竹しのぶ。憑依型女優。作品自体がなんとなく不気味というか気持ち悪い感じで進んでいく。主人公の水泳のシーンとかなんとなく気持ち悪い。

原作読んでたのでなんとなく流れは分かってましたが、所々違うところもあったり、最後の方はほぼ違う作品なんだと納得。いちばん怖いのは人間。大竹しのぶは貞子や伽耶子ともタメはれそう。笑

『乳しゃぶれぇ!』は邦画史上に残る迷言では無いでしょうか。とにかく、スッキリしないホラーが見たいならおすすめの1作。
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