王冠と崑敏

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編の王冠と崑敏のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2024/04/26

「ミハル、俺はもう悲しまないぜ。お前みたいな娘を増やさせないために、ジオンを叩く!徹底的にな。」

MOM団同時視聴企画にて再再再再再再?鑑賞。
TV版の第16話~第31話前半までを再編集した作品。
それを2時間強にまとめたのだから無理もないが、登場人物が次々と死んでいく。これぞ『皆殺しの富野』たる所以。三部作では、一番好きな作品。💿も持ってます。

※※※※※※※※※※※※※
ククルス・ドアンの島へ渡る前に再鑑賞。

第28話「大西洋、血に染めて」
ガンダムの各回でも名作の誉れ高い、女スパイ、ミハル・ラトキエのエピソードに特に注目して。
女スパイと言っても特別な訓練を受けた間諜ではなく、幼い弟と妹を養っていくため、仕事としてジオン軍に情報を売っている程度の一般人に過ぎない。彼女の顚末は作品を観てもらうとして。

 戦争に巻き込まれる一般人を多く描くガンダム、何ならアムロを含むホワイトベースのクルーのほとんどが元一般人。
モビルスーツ格好良いな〜で終わらない人物描写が素晴らしい。現実の戦争は悲しみを生むだけだよね。

ミハルが弟と妹を抱きしめて
「この仕事が終わったら戦争の無いところに行こうな。」
「姉ちゃん、母ちゃんの匂いがするんだね」
の件が悲しいフラグ。

是非とも、北の大国の大統領に観てもらいたい。

※※※※※※※※※※※※※
『僕はあの人に勝ちたい』

メカオタクのナイーブ少年だった、アムロ・レイが戦場でランバ・ラルという本物の戦士と出会い成長していく。マチルダ中尉への淡い恋心と別れ。戦いの中で、人の革新『ニュータイプ』へ目覚めて行くアムロ。同じ宇宙戦艦ホワイトベースのクルー、カイ・シデンとジオンの女スパイ、ミハルのエピソード等々。去年は、機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編を劇場で観ましたが、エピソードの豊富さストーリー展開の巧みさでは、哀戦士編が1番好きかもしれません。BS1で昨年放送した『機動戦士ガンダム誕生秘話』が凄く面白くてDVD買っちゃいました。
井上大輔さんの主題歌も良いんです👍
王冠と崑敏

王冠と崑敏