キラリ

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のキラリのレビュー・感想・評価

3.3
“のび太君、無事でいてくれ”

藤子・F・不二雄先生の遺作となった映画。内容は、環境破壊や自然との共存にも踏み込んでいる。

物語は、のび太がジャイアンとスネ夫に「牧場を持っている」と嘘をついてしまうところからスタートする。そこに、ドラえもんが22世紀から福引の小惑星引換券を何枚か持ってきて、のび太は牧場に適した場所を見つけるために、どこでもドアを使ってそれぞれの小惑星を調べることに。そのほとんどが小さな岩塊ばかりのハズレ券だったが、最後に残った星の番号をドアに告げると、ドアの先は大自然の広がる美しい星に繋がっていた。のび太とドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんはそれぞれおもちゃを持ち込み、この星におもちゃの星「ねじ巻き都市(ねじまきシティー)」を作りあがる。秘密道具「生命のねじ」を使って、おもちゃやぬいぐるみに命を吹き込み、ジャイアンは建設会社を立ち上げ本格的な街づくりがスタートしたが、それを阻止する者が現れて・・・。また、ある日、前科百犯の凶悪犯が偶然ねじ巻き都市にどこでもドアで潜り込んでしまい、都市の乗っ取りを目論むことになる。

今作は、のび太のしずかちゃんを守り抜く優しさや強さが光る回で、その場面は何度観てもグッときてしまう。
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