メインキャスト達、特にヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)、ジェームズ・マースデン(サイクロップス)、パトリック・スチュワート(エグゼビア)の3人に関してはあまりにハマり役すぎるキャスティング。
X-MENにはビースト、エンジェルといった他の有名キャラクターもいるのに、敢えてキャラ数を絞ってひとりひとりを巧く紹介した上に、ウルヴァリンという我が道をいくタイプの荒くれ者を中心に据えたことでキャラクターごとの段階的な相互理解という1本通したゆるやかな展開も作られている。
そこをX-MEN陣営とマグニートー陣営の対立を通した人種差別問題にも通ずるテーマや、ローグらを通した悩める若者物語、能力を駆使したバトルアクションなどが彩っていくことで多層的な物語に。
個人的にはカット編集が若干ワンテンポ遅めに感じて、もう少しずつサクサクになった方が好みではあったりするけど、逆にミスティークのCGなど、2000年の映画でもうここまでできたのか…と思わせる映像もあってトントンくらいのイメージ。
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観た回数:1回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】
※作品のウリじゃなさそうな部分、判断しにくい部分は「-」
総合点70pt/100pt 星換算★★★☆3.5
95=スタンディングオベーション/90=大拍手/80=最高!/70=すごい!/60=良い/50=不足なし/40=あと一歩欲しい/30=うーん/20=さすがにちょっと/10=Z級
《配点》
★好み(主観によるただの好み・印象の強さ)
63pt/100pt
★監督(コンセプト・元ネタ選定・主題・固有演出)
69pt/100pt
★脚本(設定・起承転結・言葉・脚本でのテンポ)
70pt/100pt
★撮影(構図・カメラワーク・撮影での映像美)
70pt/100pt
★演技(演技力・役作り・演技のインパクト)
68pt/100pt
★編集(カット・編集でのテンポ・音ハメ)
67pt/100pt
★音響(録音・音響)
68pt/100pt
★音楽(サントラ・歌曲)
70pt/100pt
★美術(キャラデザ・衣装&メイク・セット)
76pt/100pt
★配役(キャスティング)
86pt/100pt
★VFX(VFXのクオリティ・VFXでの映像美)
68pt/100pt