囚人13号

カビリアの囚人13号のレビュー・感想・評価

カビリア(1914年製作の映画)
4.0
123分、シンプルにすげえ。イタリア映画界の早すぎた最盛期は未だ鑑賞に耐えうる強度を誇っている。
神話的な世界で悪魔には生贄が捧げられており、"モロク神"は『メトロポリス』でも出てきたような。グリフィスが触発されて『イントレランス』を撮ったという逸話から観たんだけど共通項はあまりないような。

あとキャメラの動きという点で、同時代の他国映画(例えばフィルムダール、キーストン喜劇)は題材ありきでカメラはずっと固定されているのに対して、本作では構図の微調整程度でもしっかりパンフォーカスを果たしてる。
エンディングはいい意味でショック、俺マチステと筋トレしてぇよ。
囚人13号

囚人13号