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エイリアンのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
4.3




“In space no one can hear you scream.”










伝説のSFホラー、幕開けの一作目。
このシリーズ一作目にあたる【エイリアン】は30年以上振りの再鑑賞の為、所々印象深いシーンは記憶していたものの、大部分を忘れてしまっていたのもあってかなり楽しめた。
いや、、、
改めてこんなに面白かったんだと再認識させられました。


その後のブロックバスターSFホラーコンテンツとして確立したのも頷ける一発目のインパクトよ!

1979年と言う年代にもかかわらず、その映像技術や造形美、世界観の確立は素晴らしい。
二作目以降の派手さに比べると、非常に淡々とした展開や演出なのだが、じわじわと迫り来る恐怖感は公開当初の衝撃度ナンバーワンと言って良い。


シガニー・ウィーバー、リドリー・スコット、共に出世作として語り継がれる本作が生み出した【エイリアン】と言うエゲつないコンテンツは、後のありとあらゆるSFホラーやクリーチャーものへインスパイアしている訳で、あの超名作【遊星からの物体X】だって本作から二、三年経っての公開作品な訳だから、改めてその偉大さと存在感はすげぇなと。



あの時代で既にアンドロイドやAI(マザー)を違和感なく劇中に用いている点や、初作にして完全体とも言える“エイリアン”の無敵感とグロ格好良さがヲタ心にブッ刺さり、現代においても尚、根強いファンによって支持され続けているのも頷ける。


ある意味ソリッドシチュエーションホラーのパイオニアとも言える、宇宙船内でのモンパニものと言う定義によって、鑑賞側も息苦しくなる程に追い詰められる演出は、時代を飛び越えて訴求力に長けている。
ゾンビものにも言えるけども、やっぱり先駆けって本当に凄いなぁと再認識。






余談だが

鑑賞中ずっと【ごっつえぇ感じ】のエイリアンのコントがどうしても頭をよぎってしまうのはしょーがないか(汗)
あのコント、今見ても大爆笑なのだがww
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