私は今も昔も人情話に弱い。
本作のようにさりげなく人間の温かみを描いている作品にはなおさら弱い。
ブルックリンの街角で煙草屋を経営しているオーギー(ハーヴェイ・カイテル)、店の常連小説家のポール…
群像劇になってとっ散らかることなく、あくまでクローズドなのがいい。
皆それぞれが家族との関係に難しいものがあるけれども、その外で出会う人たちへの優しさが格別。
嘘でも素敵なオーギーの話は友人の為にあ…
なんでもかんでも詰め込み、イントロも間奏もアウトロも失くしてしまう現代のスタイルからすれば無駄と言われてしまうような手法がたくさん織り込まれている作品。
真実はどうだったのかを見ている側に考えさせ…
NYのタバコ屋に会した人々の人生に溢れる思いやりある交流。どの登場人物も家族との折り合いが悪かったり、明確に孤独を抱えていて、それでも他人の優しさによって善く生きていた。再現映像のようなエンディング…
>>続きを読む(c) 1995 Miramax/N.D.F./Euro Space