福福吉吉

クレージーモンキー/笑拳の福福吉吉のレビュー・感想・評価

クレージーモンキー/笑拳(1978年製作の映画)
3.0
🐉 Jackie Chan-ISM Vol.014 🐉

クレージー・モンキー 笑拳

◆あらすじ◆
政府は国の政治に従わない武術家を抹殺するため、「鉄の爪」の異名を持つ殺し屋エンを派遣しており、エンは流派「行意門」の残党を追っていた。「行意門」の残党であるチェンの孫シンロン(ジャッキー・チェン)はそんなことはつゆ知らず、チンピラのでっち上げた道場に「行意門」と名付け、道場破りを退治してお金を稼いでいた。やがて「行意門」の名が殺し屋エンの耳に入り、チェンを殺しにやって来てしまう。

◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢:25歳

前半はシンロンがチェンに説教されたり、チンピラ相手にひと暴れする緩い流れになっており、最初のうちは楽しいのですが、次第に飽きがきてしまいました。子供の頃は面白かったんですが、今観ると少し辛いです。
しかし、後半にチェン対エンの闘いをきっかけにシリアスな流れに変わり、シンロンの特訓して強くなってボスと闘うという定番ながら熱くなる面白さがありました。

ジャッキー・チェンの肉体が非常に鍛えられており、前半は裸にならず弱めに見せて、後半に上半身裸になって強さをアピールする見せ方は上手いと思います。
本作の拳法アクションは喜び・怒り・悲しみ・笑いを基に見せており、流派「行意門」の奥義なんですが、コミカルで「これで勝つのか?」と少し疑問に感じてしまいました。

不満点はありますが、後半の展開の面白さは拳法シリーズ安定のレベルにあり、普通に面白かったと思います。

鑑賞日:2022年11月9日
鑑賞方法:BS/CS WOWOWプラス
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