椿本力三郎

ピアノ・レッスンの椿本力三郎のレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
4.5
オールタイムベストの上位に入る名作。

作品としてのメッセージは単純であるものの、
非常に屈折し、不器用な3人の中で繰り広げられる愛情表現である為、
それぞれの具体的な事象やセリフは複雑かつ不可解に見える。グロテスクであり、マニアック 、しかしとても繊細。

こんな愛情表現があるのだな、
これもまた愛の表現なのだな

と何度、この作品を見ながらつぶやいたことか。

事故が起きてからもピアノに向き合う姿に
人間としての強さ、愛の強さを感じた。