東宝争議長期化と東宝の低迷、新東宝分裂と落ち着いた環境が望めずジプシー状態であった成瀬巳喜男監督は、本作に於いては成瀬調をかなぐり捨て、古巣松竹の通俗映画を無難にこなし佳作とした。陰謀も辞さ無い強か…
>>続きを読む三宅邦子(里見真砂)
若山セツ子(雛子・その妹)
桂木洋子(里見千鈴・その妹)
鶴田浩二(園池雀太郎)
安部徹(茂木)
永田光男(日夏泰介:ニゲラ社員)
若杉曜子(山下喜与子:ニゲラ営業…
成瀬巳喜男監督作品です。
いやぁ、うん、よかです。
三姉妹いいですねぇ。
桂木洋子、若山セツ子、三宅邦子、
それぞれが美しく、かわいく、妖艶で
見ていて惚れ惚れです。
着ている洋服もかわいいですな…
1950年 成瀬巳喜男監督作品 98分。未亡人となった真砂(三宅邦子)は、笠原老人(進藤英太郎)をパトロンにニゲラ化粧品を創立、他社からのスカウト人事やらで成長させる。真砂は小島という愛人を作り、妹…
>>続きを読む個性の違う三姉妹のどろどろの仕事と愛欲物語。「乙女ごころ三人姉妹」よりもさらに強烈な姉妹とそれを取り巻く男たちが登場し、より複雑な人間関係が展開。監督の力量が増したと捉えるべきか。終盤、危うく仲違い…
>>続きを読む次女の大人しい若山セツ子が、長女の女社長三宅邦子に初めて自分の意見を言い歯向かう場面、ここの科白が、女を描くのが長けている成瀬巳喜男監督がこの作品で一番描きたかったところじゃないかしら。
三宅邦子が…